GOOD DESIGN AWARD 2017 オオソラモ野田みずき グッドデザイン賞2017受賞

緑豊かな自然と暮らす
全194区画 次の世代に引き継ぐ街

「オオソラモ野田みずき」は、「街の骨格」となる道路や緑地、広場を先行して計画することで住民の生活を意識した街全体のトータルデザインと、ここに住まう住民が年代や趣味、気分によってその日過ごす場所をプライベートとパブリックで使い分けられるという点において高く評価されました。

2017年グッドデザイン賞 受賞プロジェクト紹介

まちづくりプロジェクト「オオソラモ野田みずき」
「街区・地域開発」にて受賞

GOOD DESIGN

– プロジェクト概要

千葉県野田市みずきは、大きな空と緑豊かな田園が広がり利根運河が流れる自然豊かなエリア。ここに194世帯の住民が集える戸建住宅地「オオソラモ野田みずき」を計画しました。経済効率を優先した画一的な街とならぬよう、そこに永く住み続ける住民の生活を第一に考え「街の骨格」である道路や緑地、広場の位置や形状を丁寧に検討しました。 街の中央には南北にまたがる全長210mの緑地帯を配置。そこには街全体の中心となる集会所を配置し、目の前には水生生物と触れ合うビオトープ池も設け、街全体で選択性のあるコミュニティの在り方も検討。人々が”暮らす場所”を意識し、当たり前の宅地開発へ一石を投じる街が実現しました。
プロジェクト概要

– デザイナーの想い

個々のデザインは、街全体の物語性にこだわり「あるべきものが、あるべき姿で存在する。」ものとし、やり過ぎることなく自然なフォームを深く追求しました。多くの人に愛され続けるオリジナルの物に溢れるようにこだわりました。環状道路は街のシークエンスが生まれるべく緩やかなカーブを描き、そこから中央緑地へ延びる道路についてはクルドサックを取り入れコミュニティ道路としての在り方を街全体で検討しました。街路樹の在り様や、道路線形など細かい配慮から、街の安心・安全につなげています。街を南北に繋ぐ中央緑地には、様々な住民の活動に利用できるグラスハウスと名付けた集会所、小さな生き物の住むビオトープ池などを配置してはいるが、整備された庭園というより野趣に富んだ野っ原を意識しました。芝や野草が生え、植物や生物の多様性を阻害しないよう、その季節に応じた適度な管理を地元の環境団体NPOと共に行い、自然の多様性を楽しめるようにしています。
デザイナーの想い

審査委員の評価

住宅地を開発するにあたり、緑や広場などのランドスケープを作ることから始めているプロセスが評価された。
ランドスケープの作り込みを図ることで全体のデザインもコントロールされていて良い循環が生まれている。
自然と接しながら過ごす人の居場所が多様にデザインされ作られたことで、住人の生活が今後どのように育っていくかが楽しみである。