概要
7戸の小規模開発であるが、近隣のスポンジ化したエリアに開くように「アートペイント」「各宅地の敷地延長部の共用」「シェアリングコミュニティ」等を街づくりの要素に取り入れることで、住民以外の近隣の人々とも繋がり、持続的にそのエリアが活性化するようにした。一方、2階リビングを取り入れるなど個の空間の確保にも配慮した。
Point 1
市と建築協定を締結し個別の狭小空間になりがちな敷地延長部分を共用の通路や広場として利用可能にした。
Point 2
共用通路には子供たちが自由に落書きができ、空中にはフラッグやタープ、カテナリー照明などの設置が可能。
Point 3
シティリペアという考えを導入、ペイントが擦れたら住民が集まりアートを再生するコミュニティの仕組み。
評価
「アラ・ラ若葉桜木」は、各宅地の敷地延長部を共用としてデザインし、それを建物のサインやアートペイントという方法で、今まで見たことがないような環境をつくっているという点において高く評価されました。