概要
全長約60m、幅員6mの道路とクルドサックを囲む千葉県野田市に位置するコミュニティ分譲住宅。南側に庭を配置できる北側接道の4戸、前庭からのアプローチとなる南側接道の5戸、東側に大きな緑地と接する2戸からなる全11区画。3事業者による共同事業ではあるが、統一感のある外観と空間構成をもち、且つ立地条件を生かしたバリエーション豊富なプランをもつ住まいとした。従来の日本の住宅が持ち合わせていたプライバシーを保ちながら家の内外を繋ぐバッファーとなる部分、土間や吹抜け、濡れ縁(ウッドデッキ)等を必ず設けるような共通のコンセプトを事業者間で共有し、住む人、近所の人、街の人が緩やかに繋がる街となった。
評価
ゆるやかにカーブするクルドサック道路を取り囲むように配置された11棟の分譲住宅は、屋根勾配や軒先の高さ、色調などを揃えつつも、個々のプランニングや外装材の組み合わせなどにより、適度な変化のある街並みを形成している。道路と敷地との境界はもちろん、隣り合う住棟間も塀で隔てられることはなく、全体で一つの外部空間を共有しているかのような心地よさのあるデザイン。という点において評価されました。
コラボレーション
須藤建設株式会社+株式会社スタジオ・チッタ+株式会社拓匠開発