概要
小さなパン屋を中心としたいわば世界で一番小さな複合商業施設とも言えるような小さな店鋪。「トイット」とはフランス語で屋根を意味するtoit(トワ)から発想した造語であり、その大きな屋根の下に地元のコーヒーショップ、花屋などのお店も日替わりで立ち並ぶ。新しい分譲地の入口で住民の毎日の生活に溶け込み街のインフラとして活躍中。
Point 1
大きな屋根を持つ、世界で一番小さな複合商業施設。ベーカリー+○○○で街のインフラとなった。
Point 2
屋根と壁の角度を45度ずらすことにより多様な半屋外スペース(軒下)を生み出した。
Point 3
街全体を開発した地域のデベロッパーによる経営。地域のコミュニケーション活性化の呼び水となっている。
評価
2020年グッドデザイン賞ベスト100獲得。
「オオソラモ野田みずき」内にあるパン屋「トイットTiny bakery」は、大きな屋根の軒下に様々な業態の店舗が集えるような空間を生み出した建築と、自然環境に恵まれた環境で暮らす地域住民にとって日常を豊かに彩る拠り所として、また交流の場として機能している点において、高く評価されました。