概要
千葉県野田市みずきは、大きな空と緑豊かな田園が広がり利根運河が流れる自然豊かなエリア。ここに194世帯の住民が集える戸建住宅地「オオソラモ野田みずき」は計画された。経済効率を優先した画一的な街とならぬよう、そこに永く住み続ける住民の生活を第一に考え「街の骨格」である道路や緑地、広場の位置や形状を丁寧に検討した。街の中央には南北にまたがる全長210mの緑地帯を配置。そこには街全体の中心となる集会所を配置し、目の前には水生生物と触れ合うビオトープ池も設け、街全体で選択性のあるコミュニティの在り方も検討。人々が”暮らす場所”を意識し、当たり前の宅地開発へ一石を投じる街を実現した。
評価
「オオソラモ野田みずき」は、「街の骨格」となる道路や緑地、広場を先行して計画することで住民の生活を意識した街全体のトータルデザインと、ここに住まう住民が年代や趣味、気分によってその日過ごす場所をプライベートとパブリックで使い分けられるという点において高く評価されました。